桃の季節は夏のイメージが強いですが、品種によっては秋も旬。
フレッシュな桃を堪能したあとは、また別の美味しさがあるコンポートに。
そのコンポートを使って桃といえばの王道なデザート、ピーチ・メルバを作ってみました。
ピーチ・”メルバ”は名前の由来の通り、当時The Savoy Hotel LondonのシェフだったGeorges Auguste Escoffier(ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ)から、ワーグナーのオペラ『ローエングリン』に出演していた”Nellie Melba(ネリー・メルバ)”へのオマージュ。
この時出されたデザートは、ローエングリンに白鳥が登場することから、白鳥の形をした氷の彫刻に桃のデザートとシュクレ・フィレ(糸飴)をデコレーションしたものだったのだそう。
それにいたく感動したメルバが「このデザートの名前は?」と尋ね、「では貴女の名前を」ということで”ピーチ・メルバ”となったのだそうです。
Wiki先生によりますと、エスコフィエは『完熟の桃とバニラアイスクリーム、砂糖入りのフランボワーズのピュレだけから作られるものが”ピーチメルバ”だ』と仰っていたそうですが、今回はバニラシロップで軽く煮たものを使いました。
黄桃がたんまりと手に入ったので、黄桃にしましたが白桃を使うと、一緒に煮る皮からピンク色が出て、更に可愛いらし~い♡仕上がりになります。
しかし、コンポートの美味しさは、黄桃も白桃もどちらも変わりません。
このデザートに欠かせないフレッシュなラズベリーorラズベリーピュレが手に入らなかったので、ラズベリージャムで代用しています。
ピーチ・メルバにラズベリーはマストアイテムですから、ぜひ省略しないでくださいね♪
このデザートで一番大変だったのは、飴細工!
絹糸がふんわりしているイメージを出したかったけれど・・・わたしの技術では無理だった・・・そして、アイスクリームが溶けきる前に写真が撮れて良かった・・・
グラスデザートのためにステムレスのグラスが欲しいな。
【材料】
【桃のコンポート】
・桃
・水+白ワイン・・・桃がかぶる程度
(今回は、18cmの鍋に対し桃2個で600㏄でした)
・砂糖・・・70~100g
・バニラ・ビーンズ・・・1/3本
・レモンジュース・・・1/2個分
【ピーチ・メルバ用】
・バニラアイスクリーム
・フランボワーズソース
1.
桃は、皮を剥いて半分に切る。バニラビーンズは切り込みを入れる。
2.
上記を鍋に入れ、皮も一緒に入れ、好みの型さになるまで弱火で火を入れる。(この時、種が取れなければ一緒に煮ても良い)
煮沸した瓶にシロップが上まで浸るように入れて保存すれば、長期保存できます。
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