国会図書館でお勉強(?)




お天気の良い日は、お散歩がてらこちらへ♪(写真は前回行った時のものです~。)


みなさん、国会図書館ってご存知ですか?

「国会」が付くので、政治的な書物ばかりだと思っている方も多いのではないでしょうか。(わたしだけ?!)


国会図書館には、自費出版本も含め国内で発行された『全て』の書物が収められています。

実際には地方の郷土関係の本(欲しいものがなかったという個人的感覚)などなかったりもするのですが、基本的には「全ての書物が収められている」という建前のもと運営されております。







本は借りることは出来ませんが、館内で読んだり書き写したり複写したりすることは出来ます。

マイクロチップや映像なども見ることが出来ます。







中には、勉強熱心な彼氏に付いては来たものの活字に全く興味もなく手持無沙汰で携帯を持ってどこかへ行方をくらませてしまった女の子もいるわけですが(笑)、調べ物をするには最適な場所です。調べ物だけでなく、普通に月刊雑誌や小説を読んでいる方もいらっしゃいます。


というわけで、わたしも料理本の廃刊本などのレア本を見るために通っています。

わたしの料理技術のモットーに「古来から受け継がれている料理技術の習得」というのがありまして、現在のお料理研究家のようなアレンジまたは創作料理を作り上げたいわけではないんです。おばあちゃんがそのまたおばあちゃんから教えてもらったようなコツや知恵、が知りたいのです。

ですので、出来るだけ古い料理本を見るしかないのです。


昔の料理本は写真も載ってないし調味料の分量の記述もないものもあるので、味を知っている人しか作れないものが殆ど。

現に今日読んだ本も「この本には調味料の分量の記述はございません。味には正解というものがないからです。「味」を知らない人は、一流の味を知ることから始めなくてはなりません」的なことが書かれて、なかなかハードルが高い!けど、間違ってることは言ってない。


著者も仰っていましたが、実際レシピ本は「料理を作り慣れている人向け」であると思います。現在のレシピ本は水200mlに対し塩が小さじ~、醤油が~・・・などと書いていますが、作る人によって、例えば醤油一つにしても、メーカーが違えば、塩分濃度、旨味が違う醤油を使っているわけで、著者の味とは違うのです。

わたしの先生ともこの間話していたのですが「水によっても出汁の出方が違う」ということもあります。(実際、東京と故郷福岡では出汁の出方が違います。福岡の方が短時間でしっかり出汁が取れます。)

そうなってしまえば、「味」が全く違ってきてしまうのです。下処理の仕方でも、味は随分と変わってきますしね。


この本の著者は、かなり手厳しいことを仰っていまして

「世の中には残念ながら味音痴という人がございます。こういう人は、残念な方と言うより他はないのですが、それでも、毎回一流の料理人の料理を食べ続けることによって、味覚を鍛えることが出来ます」というような、失笑ものの文章を書いています。

あと、面白かったのが


料理が下手な方ほど、野菜を飾り切りしたり、食べられないような飾りを飾りたがります


というような文章。


・・・気を付けたいと思います!






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